Contact(お問い合わせ)
問い合わせフォームから、
もしくはikumiyr☆gmail.comまでご連絡ください。
(☆を@にかえてください)
略歴
訳者名 吉田育未/ローリングホフ育未/Ikumi Yoshida/Ikumi Yoshida-Roellinghoff
佐賀県出身。
ロータリー財団国際親善奨学生として米国留学。
トロント大学OISE修士(2015年卒業)。
現在カナダアルバータ州に在住。
主な翻訳作品’
2012年:
▪ 「Willow」(Reaktion Books 2014)資料の日英翻訳
2013年:
▪ ドキュメンタリー映画「Lost & Found」(Frank Films)のコーディネーター、全編字幕
2014年:
▪ 是枝裕和映画監督のインタビュー(ウェブマガジン「The Seventh Arts」)日英翻訳、字幕
2015年:
▪ 「Warrior」(NBC)劇中セリフ英日翻訳、俳優ウィル・ユン・リーの日本語コーチング
2017年:
▪ ピカソ特別展(オンタリオ州立美術館)のための日本語資料の日英翻訳)
2018年:
▪ 「Sinking Cities」(シネプレックス)日英翻訳
▪ 是枝裕和映画監督インタビュー(トロント国際映画祭)日英翻訳、字幕
▪ 「Plastic Souls」(オランダ放送局BNNVARA)リサーチ、日英翻訳
▪ 「Warigami」(First love Films)劇中セリフ英日翻訳
2019年:
• 「Mushroom Speaks」(Marion Neuuman)予告編英日翻訳、字幕
▪ 短編映画「Between Us」(Cailleah Scott-Grimes)脚本英日翻訳
▪ 黒沢清映画監督、三池崇映画監督のインタビュー(トロント国際映画祭)字幕
2020年
▪ “The World Multiple The Quotidian Politics of Knowing and Generating Entangled Worlds”
( Routledge 2018)、佐塚志保著『重層世界における翻訳』英日翻訳。
▪ “The Fabric of Indigeneity: Ainu Identity, Gender, and Settler Colonialism in Japan”
( University of New Mexico Press 2016) 『(仮題)織り成すアイヌの現代性』(2022年刊行予定)
2021年
▪ エマ・ドナヒュー著『星のせいにして』(河出書房新社)
▪ マリエッタ・ボン、リーズベス・ファン・ロッサム著『痩せる脂肪』(クロスメディアパブリッシング)
2022年
▪ミリ・ロドリゲス著『ブランドストーリーのつくりかた』(CCCメディアハウス)
▪映画「ドーナツもり」(定谷監督作品)など
2023年
▪エマ・ドナヒュー著『聖なる証』(オークラ出版)
▪マックス・フレンツェルほか共著『戦略的休息術』(クロスメディアパブリッシング)
▪クィアSFアンソロジー『結晶するプリズム』収録短編「アンドワニカドジガン」
▪ジュリー・シュワイダート・コヤゾほか編『ローマ教皇フランシスコの生声』(文響社)
▪アリス・シャートル 文 ジル・マケルマリー 絵『ちいさなあおいトラックのリトルブルー』(出版ワークス)
▪麻美監督映画「ロストサマー」(889FILMS)など。
▪現在、米国ベストセラーYA作品と絵本シリーズを翻訳中です。

☆志津ノーベル 翻訳してくれてありがとう賞 受賞
☆第8回日本翻訳大賞第2次選考作品 選出
☆第2回みんなのつぶやき文学賞4位 入賞
スペイン風邪が猛威を振るう1918年ダブリン。小さな産婦人科病室で、彼女たちは「生命」を守るために闘った――。「今」を突き刺す、痛切で強靭なパンデミック・ケアギバー小説の金字塔。
1918年、アイルランド・ダブリン。スペイン風邪のパンデミックと世界大戦で疲弊しきったこの街の病院に設けられた〈産科/発熱〉病室には、スペイン風邪に罹患した妊婦が隔離されていた。
孤軍奮闘する看護師のジュリア・パワーのもとへやってきたのは、秘密を抱えたボランティアのブライディ・スウィーニーと、テロリストと疑われる医師のキャスリーン・リン。死がすぐそばで手招きする、急ごしらえの小さな一室で、彼女たちは生命の尊厳を守るために闘いつづけた――
匂い、汚れ、暴力、差別、繰り返される死の感触。この小説は、今を生きる私たち看護師そのものだ。
――木村映里(看護師、『医療の外れで』)

作品内容
Netflix映画『聖なる証』の原作小説、待望の邦訳刊行!
1859年、アイルランドの田舎町に英国人看護師リブ・ライトが訪れる。リブはクリミア戦争の従軍看護師で、ナイチンゲールに師事していた。彼女に課されたのは、絶食を続けているにもかかわらず健やかに生き続け、奇跡の少女と名をはせるアナ・オドネルを二週間観察することだ。
医学の訓練を受けたリブは奇跡など信じず、ひみつを暴こうと必死になるが何の糸口も見つからない。
少女はほんとうに奇跡の存在なのか? 少女はいったい何者なのか?
リブがアナを「救うべきひとりの患者」として見つめ始めたとき、
さまざまな人間の思惑が 明らかになる。
少女の生存に必要なのは、信仰か科学か、それとも……?
喪失と人間の再生、愛の形を描く歴史フィクション。