リー・ミラクル著「I AM WOMAN」カナダの先住民族女性が見たフェミニズム

先住民族として「盗まれたふるさと」である北アメリカに存在する苦悩、怒りを表明した作品。エッセイや詩など。白人女性や移民女性を中心に考えるフェミニズムやアカデミアへの批判を交え、先住民族の女性たちの現状、将来への展望を論じる。...

フランセスカ・エクエアシ著『バター、ハニー、ピッグ、ブレッド』死産する運命の魂ọgbanjeが生きようと決めたこの世界で。ラムダ賞、ギラー賞最終候補作。

※このブログでは持ち込みをしたいなあと考えながらタイミングを逸してしまった作品や、持ち込み先が分からない作品を紹介しています。お気軽に問い合わせていただけるとうれしいです。レジュメも書きます。 今回紹介するのは、ナイジェリア移民でカナダに暮らすFrancesca...

スザンヌ・ウォーカー著 オオカミ人間と魔女のロマンス・グラフィックノベル『ムーンケーキ』

魔女とオオカミ人間のカップルが、魔女のおばあちゃんカップルといっしょに悪を退治するグラフィックノベル。 原題 Mooncakes 著者 Suzanne Walker, Wendy Xu 出版社 Oni Press 刊行年 2019 〇あらすじ...

ジョージ・ジョンソン(they/them)著 黒人でクィア。ぼくはきみに語りかける。回顧録『男の子みんながブルーってわけじゃない』

※このブログでは、持ち込みをしたいなあと思いつつ、タイミングを逸してしまったり、ご紹介先を悩んでいる作品を紹介しています。ご興味がありましたら、レジュメを用意しますのでご連絡いただけると嬉しいです。 図書館で禁書扱いになるも、ニューヨークタイムズベストセラー!...

ピップ・ウィリアムズ著 辞書に載らない彼女たちのことばをなかったことにしないで 歴史小説『彼女たちの言葉の辞書』

『星のせいにして』がもし通らなかったら、こちらも編集者さんにご紹介したいと思って用意していました。この作品は翻訳がどこかからそろそろ出そうな気がしますが…… ※ 追記 小学館から『小さなことばたちの辞書』というタイトルで刊行されました! (訳:最所篤子さん) 原書名:The...

キラン・ミルウッド・ハーグレイブ著  「魔女」として死のうとも……彼女がくだした悲しい決断『The Mercies』

持ち込みをしたいなあと思いつつ、タイミングを逸してしまった作品を少しずつ紹介します。 もしご興味がありましたら、レジュメをご用意しますのでご連絡いただけると嬉しいです。 〇タイトル The Mercies(刊行:2020年) 〇プロット...

本の翻訳に興味を持って二年

二年前の今ごろ、本の翻訳に興味を持ちました。どうしても紹介したいイヌイット小説があったからです。 その小説の翻訳刊行の夢はまだ叶っていませんが、さまざまな作品に出会い、たくさんの人の助けがあって(ありがとうございます!)、現在六冊目の訳を仕上げています。...

アリシア・エリオット著 誰の言葉で私の痛みは語られるのか エッセイ集『ただ地面に広がる心』

"A MIND SPREAD OUT ON THE GROUND"はアリシア・エリオットによるエッセイ集だ。 アリシア・エリオットは、オンタリオ在住のTuscarora(タスカローラ:北米大陸東海岸の先住民族の呼称)の作家だ。アメリカで生まれたが「いつも何かから逃げてばかり...

キャロル・ブルノー著 画家モード・ルイスが色を求め続けた理由 とは? 伝記『その指先に光を灯して』

"Brighten the Corner Where You Are"『その指先に光を灯して』(未邦訳)は、カナダ東部ノバスコシア州の作家キャロル・ブルノ―による長編小説だ。画家モード・ルイスの人生に感銘を受け、リサーチを駆使してこの作品を書いた。ブルノ―はノバスコシア州...

はじめての訳書『星のせいにして』(エマ・ドナヒュー著 河出書房新社)がもうすぐ刊行されます

エマ・ドナヒュー著の長編小説が11月26日頃刊行予定です。 「匂い、汚れ、暴力、差別、繰り返される死の感触。 この小説は、今を生きる私たち看護師そのものだ。」 看護師で『医療の外れで』の著者の木村映里様に帯コメントを寄せていただきました。...